映画:さよならの朝に約束の花をかざろう

sayoasa.jp

2018/04/22。「さよならの朝に約束の花をかざろう

監督の岡田麿里さんというのは(俺はよく知らないが)心が叫びたがってるんだ。などの脚本をやった人であるらしく、あれはとてもよかったので今回も見ることにする。

公式ページというのは通常「ストーリーのさわりの部分」を紹介するもので、この映画の公式ページも勿論そうなっているわけだが、我々のような面倒くさい視聴者が読むと「エルフが人間を拾って育てて絆をはぐくむ話」と書いてあるように読めるし、まあ実際そういう話である。その時点でオチもだいたい読める。

つまり話の展開の巧妙さで面白さを魅せるというよりは「エモさ」を前面に押し出したような話ということになるし、それはここ叫。とかでも同じなんで、まあ特に意外性を感じたわけではない。面白かったですよ。

他の人には書けないであろう感想をあえて書こうとするならば、実体験などの理由によって「ここ叫。」の成瀬におおいに感情移入し、「成瀬順が救われた光景」を見ることで"俺にもそういう可能性がゼロではなかったかもしれない"。と感じることは、もはや余生を過ごしているだけの俺の心にとってもなんらかの救いであったわけです。「ここ叫。」の視聴のあとには。

その俺がこの「さよならの朝に約束の花をかざろう」という映画を観るとき。なんというべきか、「リハビリ第二段階」とでもいうべき位置付けをされているような印象を、ちょっとだけ受けましたね。

詳しいことはノーコメントでいきたい。