映画:魔法科高校の劣等生

ちょうど実家に戻っていたときに友人から誘いがあったので、見てきた。

例のごとく原作未見である。

アクションアニメだと思って観に行った俺が悪かった。これは良い意味でも悪い意味でも萌えアニメという感じのすごい映画だった(面白かったとは言わない)。

アクションなら普通最初10分くらいで戦闘などの見せ場があって、30分後くらいにももう一度あって――みたいなのがあると思うが、この映画はそういうシーンが「お兄さまや深雪の見せ場シーン」であって、「アクション」ではなかったのであった。

アクションも「アクションを格好良く魅せる」のではなく「お兄さまを格好よく魅せる」という感じに作られており、特に障害らしい障害も困難らしい困難もなく、普通にミッションコンプして終了。という感じで、ここまで割り切って作られたアニメもそうそうないと思う。すげえな。これ原作というかアニメシリーズもそうなの? すげえなこれ。おい。すげえよ。まさか隕石を迎撃するミッションみたいなのが一切描写なく、迎撃したお兄様不在の状況で報告書みたいなノリでスルーされるとは思わず。

ところで、深雪ってアニメシリーズ通してこんな感じなんですか。なんというか、ちょっと下品な言い方をすれば、お兄さまの前では常時前戯不要とかそういう感じの。どういう関係なんだこいつら。